Challenge3 日本特殊陶業 | Aichi Smart Sustainable City Co-Creation Challenge

Challenge 3

日本特殊陶業

すべての人が生涯輝き、活躍できる「Wellウェルbeingビーイングな地域づくり」
~ヤングケアラーの発見・支援をITで最適化し、愛知県民のWell being向上を実現~

近年、共働き世帯の割合増加や一世代前と比較した際の離婚率の上昇といった社会構造変化の中で、家庭内のタスクを未成年がメインで担うヤングケアラー問題が注目されている

2021年に国から発表された調査によると、中学生のうち17人に1人（クラスに1～2人程度）がヤングケアラーであることが判明している上、社会構造の変化が続く中で、ヤングケアラーは今後も少なくないことが予想される

日本のヤングケアラー対策は現状把握に取り掛かり始めたばかりであり、イギリスやオーストラリアなど他先進国と比較しても遅れ、日本政府も重要課題として取り上げている

愛知県においては2021年秋に県内のヤングケアラーの実態について調査を敢行するとも発表している中で、ヤングケアラー問題は今後ますます愛知県において重要な問題と捉えている

日本特殊陶業は現在よりも非内燃機関事業の比率を高める“事業ポートフォリオの転換”を目指し、未来社会で持続可能な成長をし続けるために、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保できるような医療などを注力領域として掲げ新規事業創出に取り組んでいる

特にヤングケアラー問題には、医療や介護、教育など様々な領域が複雑に絡み合っている中で、日本特殊陶業としてヤングケアラー問題の解決を起点に将来的には幅広い領域の課題解決を目指していきたいと考えている

ヤングケアラーが家庭内タスクをメインで担うようになると、学業や心身面の成長に支障が発生し、ひいてはヤングケアラー本人の人生におけるチャンス喪失が危惧される中で、ヤングケアラー本人の人生におけるチャンスが、生まれた環境によって狭まることを防ぐことは非常に重要である

ヤングケアラー問題の解決にあたっては、①家庭内という場所、またヤングケアラー本人が未成年ということもあり発見が難しいヤングケアラーを早期発見し、適切な支援機関と繋いでいくこと、②家庭内タスクの実施に起因するヤングケアラーの心身の負担を和らげるためのソリューションを導入する、という方向性が考えられる

2018年に設立した自社CVC“Venture Lab NGK SPARK PLUG Co., LTD.”において、これまでに延べ9件の投資実績がある（https://ngkntkventure.com/investments）

これまで自動車産業で培ってきた高度なセンシング技術（酸素、水素、温度、振動、距離、におい、呼気）、あるいはビッグデータを貯めて・活用するケイパビリティを保有している

従業員の気分を見える化するソリューションを開発する等（ https://lp.goodmorningcolor.com/）、Well-being領域に高い関心がある

日本だけでなく世界各地に拠点と人的リソースを抱えている

ヤングケアラーの発見を効率化するソリューションを提供しているプレイヤー（例えば家での様子を記録・異常を検知するソリューション、アンケート調査を効率化するソリューション　など）

ヤングケアラー本人を支援するソリューションを提供しているプレイヤー（例えばメンタルケアソリューション、家での学習を効率化するソリューション　など）

被介護者の自助化を支援するソリューション（例えば自宅で使える介護ソリューション、認知症などを未然に防ぐ簡易検査ソリューション　など）

この他、上の目的・課題に共感し、ヤングケアラーの発見・支援をITで最適化し、市民のWell-being向上を実現するためのソリューションを共創したいあらゆるパートナーを求める